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人事の図書館にピアサポートの活動が掲載。



2020.04.27 特集「ガクチカ」最前線! Vol.08

身近なサポーターとして、後輩と共に未来をきり拓く。

創価大学ピアサポート(CSS・RSS)

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創価大学ピアサポート(CSS・RSS)

ピアサポートとは、ピア(=仲間を意味)に対して、専門家や教職員ではなく、同じような近い立場の仲間による支援を意味しています。その歴史は古く、福祉・心理・教育等の分野で幅広く用いられている手法であり、近年、大学のキャリア教育でも注目を集めています。創価大学キャリアセンタ―ではこのピアサポートを2004年から導入しており、進路が決定した4年生・院2年生のメンバーが、身近で相談しやすいサポーターとして学生と1対1で伴走する、同校のキャリア支援の根幹を支える制度となっています。今回は2019年度のピアサポートメンバーである、キャリアサポートスタッフ(CSS)リーダーの桒野勇太さん(写真左)と豊田康子さん(写真中左)、リクルートサポートスタッフ(RSS)リーダーの今村仁美さん(写真中右)と池田政行さん(写真右)に、活動内容の詳細や、自身が得た学び、気付き等について、お伺いしました。

授業のサポートやイベントの企画・運営を担当。

――創価大学のピアサポートはキャリアサポートスタッフ(CSS)とリクルートサポートスタッフ(RSS)の2つがあるそうですが、それぞれの役割を教えてください。
豊田:CSSは1・2年生のキャリアサポートを担当しています。主な活動としては、1年次秋学期に開講される「キャリアデザイン基礎」という授業を教員と一緒になって運営し、並行して履修生全員とCSSメンバーがキャリアデザインミーティング(CDM)という1対1の面談を通じて、履修生がキャリデザインを考えるきっかけにしてもらっています。
桒野:CDMでは学生生活をどう過ごすか、「4年間計画表※」を一緒に作成し、大学生活でどのようなことに挑戦していきたいか、どのような自分になりたいかを一緒に考えています。一歩踏み出して挑戦できるように、例えばここで留学して、ここでインターンシップに行って、といった具体的な行動目標を必要に応じてアドバイスをしています。早いうちからキャリアデザインを真剣に考えれば、学生生活全体をより有意義に過ごすことができるようになります。
今村:RSSは3年生の就職活動をサポートするグループです。3年次秋学期に開講される「キャリアビジョンI」の授業サポートと、履修生とのリクルートビクトリーミーティング(RVM)という個別面談で、履歴書の添削や面接練習、就職活動に関する疑問や不安を解消していきます。
池田:CDM、RVM共に授業期間中に2回実施するのですが、そこでつながりができた学生に対しては、それ以外にも相談があれば随時対応するようにしています。「来てよかった」と思える面談になるよう、事前準備を徹底し、面談終了後には記録を残しながら面談の振り返りと次への行動を明確にしています。
※「4年間計画表」とは学生生活を計画するためのプランニングシート

――授業のサポート、個別面談以外にも、様々なイベントを主催しておられますね。
桒野:CSSは、1・2年生を対象にした、各分野で活躍している卒業生とのスペシャル懇談会「Design Your Dreams」や、2年生を対象にした1dayお仕事体験イベント「Bridge to the Future」、学内ビジネスコンテスト「SHINE」等を、キャリアセンタ―と連携しながら運営しています。
池田:RSSは、創価大学最大の就活イベントである「就活フェスタ」の企画・運営を行っています。ここではグループディスカッションや面接の実践練習といった選考対策や、卒業生との就活相談会等を実施しており、2019年度は12/14(土)・15(日)の2日間、卒業生約200名と就活生434名が参加し、過去最大級で開催することができました。
今村:RSSでは他にも「就職決起大会」を開催しています。就活生代表の挨拶や、私たちRSSメンバーの就活体験談等を通じて、就活生を勇気づけ、後輩たちの就活スタートを後押しするイベントになっています。
豊田:いずれのイベントも、CSS・RSSメンバーが主体となって意見やアイデアを出し、手作りで運営しています。もちろんその分手間も時間もかかりますが、後輩たちのためになるイベントにできるよう、メンバー一人ひとりが気持ちを込めて実施しています。

恩返しの想いで、後輩の成長を育む。

――皆さんがこの活動に参加しようと思ったきっかけは?
豊田:私自身、学生生活や就職活動で悩んだ時にCSS・RSSの皆さんに相談に乗ってもらいましたので、その恩返しがしたかったからです。大学生活最後の半年間、自由になる時間も多く、他のことに費やすこともできたのですが、最後だからこそ後輩の役に立ちたい、そして私の相談に乗ってくれた先輩のようになりたいと思い、参加しました。
今村:私も恩返しに尽きますね。就活中、自分が信じられらくなった時でも、RSSの先輩や教職員の皆さんが私以上に私の可能性を信じてくれたことで、何とか最後までやりきることができたんです。後輩にも同じ想いを感じてもらいたいと思いました。
桒野:私は後輩を自分以上の存在にしてから卒業したいと思ったからです。私の助言によって後輩が成長する姿を見ると、とても嬉しいですし、他のメンバーも同じ想いで取り組んでいるのではないでしょうか。
池田:私はこの活動に参加することで、もう一段成長できるのでは、と考え、参加しました。私は将来、皆で前進していけるようなリーダーになりたいという夢があり、ここでの経験が成長につながると思い、志願しました。

――では皆さんが活動を通じて感じたやりがい、嬉しかったことをお教えください。
池田:
後輩の進路が無事決まり、「自分もCSS・RSSになりたい」と言ってくれたことですね。そうなってほしいと思って接してきたので、とても嬉しかったですね。
今村:私たちがRVM等の面談を通じて後輩に伝えているのは、単に内定を獲得することではなく、何のために働くのか、どういう人生を歩みたいのかといった、将来を真剣に考えることの大切さです。そのことに気付いてくれて、自分が輝ける場所を探すためにどんどん前向きに就活に取り組むようになってくれると、手応えを感じると共に、とてもやりがいを感じましたね。
桒野:私も後輩が自身の可能性に気付いて、新しい挑戦にどんどん踏み出してくれる姿を見られたのが一番嬉しかったですね。「桒野さんのような先輩になりたい」と言ってくれた後輩もおり、自分が大学4年間でやったことは間違いじゃなかったんだと改めて気付くことができました。
豊田:私は後輩の成長はもちろん、仲間の成長を見られたのが嬉しかったですね。リーダーという立場から、課題にぶつかるたびに仲間を励ましたり高め合ったりすることで、お互いに成長できたと思いますし、今は本当に仲間への感謝の気持ちでいっぱいです。

4年間で得た学びを糧に、夢の実現へ。

――いよいよ卒業し、社会人になりますが、就職活動を振り返って、率直な感想をお聞かせください。
池田:
やっている最中は本当に大変でしたね。もともと何でも1人でやってしまう方で、それが就活ではうまくいかず、そこから徐々に自分を変えていって、先輩や教職員の皆さんにサポートをいただき、結果が出るようになりました。そこに至るまで苦しかったのですが、今振り返ってみればとても成長できたと思いますし、人生の中での大きなイベントになったと感じています。
今村:私も正直に言うと厳しかったですね。活動当初は創価大学生として恥ずかしくない行動を、という想いが強すぎて、それがプレッシャーになってしまっていたのですが、RSSの先輩や教職員からアドバイスをもらい、自分らしく自信を持ってやりぬく事ができ、結果につなげることができました。
豊田:私もインターンシップを合わせると1年以上就活をしたのですが、なかなか結果が出せず苦しかったですね。結果が出るようになったのは、落ち着いてしっかり準備をすることを心掛けるようになってからで、そこからは楽しく活動することができるようになりました。
桒野:皆さんは苦しかったと仰っているので、言いづらいのですが、多くの方に支えていただいたおかげで、実は私はとても楽しかったんです(笑)私にとって就職活動は、どういう人生を歩みたいのかを考える機会であると共に、創価大学のことを自分を通じて知ってもらえるチャンスだと思っていましたので、自分が認められるたびに大学のことを褒めてもらったように感じて、とても嬉しかったですね。

――では最後に、今後の夢、目標についてお教えください。
池田:
私は仕事を通じて、世界中の家族の笑顔を増やしていきたいと願っています。1年次の進路仮決め※の際は、軸が定まっておらず明確ではなかったのですが、留学の経験や、RSSとの面談を通じて、自分のやりたいことが見つかりましたので、夢の実現に向けて邁進していきたいと思います。
今村:地球上の全ての人が平等に機会を与えられ、自己実現ができる社会をつくることが、私の人生の夢であり、働くモチベーションです。私自身も様々な経験を経て、可能性を大きく広げることができましたので、あらゆる人が幸せになれる道を見つけられる社会の実現に、貢献したいと思います。
桒野:自分だけじゃなく周りも幸せにする、自他共の幸福のために何ができるかを、学生生活で学んできましたので、これからはそれを社会で活かしていきたいと考えています。具体的には、私は教育に無限の可能性を感じており、教育を通じて未来を担う若者を育て、世界の平和に寄与したいと思います。
豊田:これから社会に出る私たちは、40年、長い人では60年もの長い間、働くことになるでしょう。人生のかなりの部分を仕事に捧げるわけですから、仕事の充実が生きることの充実に直結することになります。私自身は貧困問題に生涯をかけて取り組んでいきたいと考えていますが、これから就活をする皆さんには、自分の人生で何を成し遂げたいかを考えて、実現できる道を妥協せずに探してほしいと思います。
※「進路仮決め」とは1年次終わりまでに進路の方向性を仮決定し、早期にキャリア形成を考える同大学独自の取り組み制度





ページ公開日:2020-05-03