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人事の図書館に取り組みが掲載。




2020.04.20 特集 キャリアセンター訪問 Vol.09
よりきめ細かく、より実践的に、夢に向かう学生を支えていく。
創価大学 キャリアセンター キャリア・就職支援課 係長 平澤竜一さん
(提供:Powered by GAKUJO)

創価大学 https://www.soka.ac.jp/
1971年4月、東京・八王子の豊かな自然に恵まれた広大なキャンパスと共に、3学部4学科体制でスタートした創価大学。「創価」とは価値の創造を意味し、その価値の中心である生命の尊厳を守る平和に向かって挑戦を続け、いかなる困難にあっても価値の創造をやめない、そうした「創造的人間」の育成に邁進し、50年目を迎えた現在では8学部10学科で約7,200名が学ぶ総合大学に発展しています。また2014年度に文部科学省スーパーグローバル大学等事業「スーパーグローバル大学創成支援」の採択を受けて、中間評価で最高評価の「S」を獲得しており、全学を挙げてグローバル化推進にも力を注いでいます。今回は同校の卒業生であり、一般企業で人事担当を経験した後、キャリアセンターで後輩のキャリア支援に尽力しておられる、平澤さんにお話を伺ってきました。 「社会と学校の橋渡し役」として、様々なキャリア支援を実施。

――2004年、平澤さんがまだ大学4年生だった時に、就職部が発展的に解消され、キャリアセンターが新設されたそうですね

本学のキャリアセンターは、「学生生活すべてがキャリアデザイン」をコンセプトとし、学生にとっての「社会と学校の橋渡し役」であり、「進路決定の大応援団」となることをミッションとしています。就職課というと、就活生だけのための存在と思われがちですが、正課内、正課外に関わらず、学生生活で得た知識や経験のすべてが将来のキャリアデザインにつながることを学生に自覚してもらい、有意義な時間を過ごしてもらうための情報発信基地を目指すと共に、学生の将来の夢と、学生生活をつなぐサポート役として、様々なキャリア支援を行っています。

――キャリア支援の軸となっているのが、「F3プログラム」ですね。
F3プログラムでは、「自分の未来を(Self-Future)」「自分の力できり拓く力をつけ(Self-Frontier)」「自分の基盤を築く(Self-Foundation)」ことを目的としており、一人ひとりの学生が自らの未来をしっかりと描き、そこまでの道のりで現れる困難に立ち向かい、克服できる力を育むための土台を学生生活で作れるよう、学生スタッフ、教員、職員、卒業生が連携してサポートを行うプログラムです。具体的には、1年次から共通科目である「キャリアデザイン基礎」等のキャリア教育科目を受講してもらい、「なりたい自分」を考えてもらった上で、2年次に進級する際に希望進路を決める「進路仮決め制度」により、将来の自分の姿を早い段階から具体的に描いてもらうようにしています。また一方で、学生が卒業後、自らの素質を向上させ、社会的・職業的自立を図るために必要な10の能力を「SOKA Generic Skill」と定義し、1年次からテスト等で自らの能力を測ることで、自分には何が向いているのか、またなりたい自分には何が足りていないのかを具体的に把握し、学生生活をより高い意識を持って過ごしてもらえるように取り組んでいます。

――進路仮決め制度で「なりたい自分」を具体的に描いた後、2年次からその夢を具現化するために活動を始めることになるわけですね。
1年次にキャリアに関して幅広い知識を得た後、2年次には「夢の実現に向けて行動する」をテーマに、情報収集や就業体験といったより具体的な行動目標を持って日々を過ごしてもらうようガイドしています。例えば、卒業生が大学に帰ってきて、それぞれの仕事の醍醐味や面白さを、就業体験ゲームを通じて教える「Bridge to the Future(BTF)」や、「世界とつながって仕事するを考えよう」というテーマで、様々な懇談会や講演会等を行う「Global Career Workshop」といったイベントを開催し、これまで漠然としていた「なりたい自分」を、どんどん形作ってもらう機会にしています。

熱い想いを持った在校生・卒業生によるサポート体制。

――そうした低年次からの様々な取り組みが、進路決定率の目覚ましい向上につながっているわけですね。
仰る通り本学ではここ数年、大学院進学者を含めた進路決定率※が急伸しており、おかげさまで「就職に強い」というイメージが浸透しています。本学の学生は、1・2年次で自らの将来についてしっかりと考え、土台を作ってきていますので、本格的に就職活動を始める3年次になると、ほとんどの学生が主体性を持って活動し、ぶれない目標を持って真剣に取り組んでくれるように成長します。夏期インターンシップへの参加意欲も高く、3年春学期に開講されるインターンシップ対策の正課科目は、共通科目であるにも関わらず民間企業への就職希望者のほぼ全員が受講しています。
※進路決定率=(就職者+大学院進学者)÷卒業者×100。就職者は正規雇用者を対象としている。

――さらにこうしたプログラム・サポート制度のほとんどに、就職活動を終えた在校生や、卒業生が数多く関わってくれているとお聞きしました。
ベースになっているのが先輩による後輩サポート制度である「ピアサポート(CSS・RSS)」です。いずれも進路・就職が決まった4年生によるグループで、「キャリアサポートスタッフ」は1・2年生の進路支援を行うスタッフとして、「リクルートサポートスタッフ」は3年生の就職支援を行うスタッフとして、個別面談等を通じて後輩の夢の実現を応援してくれています。
さらに、CSSやRSSを経験したメンバーが中心となり、数多くの卒業生が学内で実施される様々なキャリア・就職イベントの際に戻ってきてくれ、社会人生活で得た貴重な体験談・アドバイスを学生にしています。彼ら、彼女らを動かしている原動力は、「母校へ恩返しがしたい」、そして「後輩を、自分を超える存在に成長させたい」という熱い想いです。実は私が大学4年次にこの制度がスタートし、初期のメンバーとして活動したのですが、ここまで続いてくれたのはとても嬉しいですし、本学の強みである愛校心、この想いの輪を、これからも途切れさせることなく続けていけるように、支援していきます。

――もうひとつ、グローバル人材の育成が貴校の強みですね。
本学では1年次から世界を舞台に活躍するためのキャリアデザインを学ぶ正課科目である「ワールドビジネスフォーラム」や、グローバルリーダー育成のためのキャリア教育プログラム「グローバルリーダーカレッジ(GLC)」といったプログラムを通じて、グローバルな空気に早期から触れることができるように取り組んでいます。また、そうした機会で興味を持った学生がさらに世界に羽ばたけるよう、海外短期研修や交換留学プログラム、海外ボランティア・海外インターン活動等に挑戦できるよう、教職員が一体となってサポートしています。

生の声を大切にし、全ての面でアップデートし続ける。

――地方出身者の学生が多い貴校ですが、Uターン就職への支援状況はいかがでしょうか?
学生には「地方Uターンガイダンス」を実施し、地方で就職活動を行う際のポイント等を指導しています。また、交通費等の負担を考慮し、補助金制度等も用意しています。また、ご父母の皆様に対しては、年に1回(地域によっては2~3年に1回)各都道府県で開催される保護者教育相談会の場に私たちキャリアセンター職員も赴き、保護者からのご相談に応じております。
また、本学のキャリアセンターでは方面別に担当職員を配置し、都道府県と提携を結んだり、地方の優良企業との関係性の強化に努めています。

――では今後、さらに学生にとって有益なキャリアセンターになるためには、どのような対応が必要だとお考えでしょうか?
本学のキャリアセンターはこれまで、教職員だけでなく学生の意見やアイデアをできる限り尊重し、取り入れることで内容の充実を図ってきました。CSS・RSSの活動終了時に行う報告会には理事長、学長、副学長といった大学運営のトップに直接意見具申する機会を設けております。また、正課としてのキャリア科目の導入・拡充をはじめ、数多くの施策、イベントがこの場で出た意見から生まれています。今後もそうした生の声、意見を大切に汲み取り、全ての面においてアップデートし続けることが、これからの変化の時代において重要だと認識しています。

――では最後に貴校及び創大生のPRをぜひお願いいたします。
先ほどご紹介しました「SOKA Generic Skill」の中に、「環境変革力」というものがあり、「主体的に仕事を生み出し、今いる職場・会社をより良くしようと前向きに取り組む力であり、創大生が誇りうる力」と定義しています。私自身、本学の卒業生であり、社会人として一般企業に勤務し、この力を社会で発揮しようと努力してきました。そういう力を体現しようとする学生、卒業生が多いのが、本学の特長だと強く感じています。辛くて嫌な仕事をしなければならない時でも、創大生は持ち前の「負けじ魂」でどんな環境でもやり抜く力、使命感、責任感を持って何事にも率先垂範で挑んでいく姿勢を学生生活で培っておりますので、ぜひこれからも本学の学生のご採用を何卒よろしくお願い申し上げます。





ページ公開日:2020-04-28