公務員

戸田貴大(経済学部経済学科42期)<内定先:福島県庁>

井窪明美(文学部43期)<内定先:奈良市役所>

―本日は「公務員を目指す」というテーマで対談をしていただきます。よろしくお願いします。

戸田井窪::よろしくお願いします。

―自己紹介をお願いします。

戸田:経済学部経済学科42期の戸田貴大です。内定先は、福島県庁です。

井窪:文学部人間学科43期の井窪明美です。内定先は、奈良市役所です。

―まず、公務員の仕事について教えてください。

井窪:公務員は、国や地方公共団体の職務を担当し、人々の生活を支えています。民間企業も人々の生活を支えることはできますが、様々な制約により、どうしてもそのサービスを受けられない人がいるのも事実です。そんな人々の支えにもなれるのが公務員だと考えています。子どもから高齢者まで幅広く支援することができ、生活のセーフティネットの役割も担っています。

―それでは、公務員に関心を抱いたきっかけを教えてください。

井窪:私は1年次に受講したキャリアデザイン基礎の授業で、公務員と民間企業について知りました。当時は、利益を求めて働くことに違和感があり、自分が民間企業で働くイメージが湧きませんでした。一方で、公務員は利益を求めず人を助ける仕事との認識があり、公務員の方が自分に合っているのではと、漠然と考えていました。

戸田:僕はずっと民間企業就職を考えていました。しかし、福島県庁に内定した友人の話を聞き、公務員という選択肢が増えました。そこから、公務員とは何かを図書館にこもって調べたのが、公務員に関心を持ち始めたきっかけです。

―それからどのようにして、公務員になる決意を固めていきましたか?

井窪::2年次の夏休みに市役所のインターンシップに参加しました。私は障害者施設の業務を体験したのですが、市民の方と直接関わることで、“市民”と一言で言っても様々な方がいることを実感しました。障害者だけでなく、子どもから高齢者まで、多くの人々を支援できることに魅力を感じ、幅広く仕事ができる公務員になりたい、という想いが強まりました。

戸田:ゼミで福島県の支援をしていた経験もあり、「福島のために何かしたい」という想いと公務員という進路が繋がっていきました。また、公務員は淡々と業務をこなすイメージが強かったのですが、合同説明会や卒業生訪問で、地域のために熱い想いを持って働いている方々の姿をみて、非常に魅力を感じました。

―なるほど。それでは、公務員試験までのスケジュールについて詳しく教えてください。

井窪:まずは、毎年4月に行われる1,2年生向けの公務員ガイダンスへの参加をお勧めします。ここで、試験を受ける4年次までのスケジュールや、試験対策の概要が掴めるからです。また、2年次から開講される公務員講座の受講もお勧めです。試験勉強が本格化するのは3年次からですが、ここで基礎を固め、苦手科目を克服しておくことができます。その他にも、公務員ゼミで先輩方からサポートを受けたり、公共政策ワークショップという授業で知識を深めたりすることができます。

戸田:井窪さんの言う通り、3年次からは試験勉強が本格化します。具体的には、夏休み以降は1日10時間以上を試験勉強にあてていました。

―大変ですね。筆記試験の他にはどのような選考が行われましたか。

戸田:選考内容は地域によって様々です。福島県庁の場合は、筆記試験の後に、小論文と面接がありました。試験は4年次の6月にあったため、4月から小論文対策や面接練習を始めました。面接では、1,2年次にやりきった経験や、挑戦したことなどを話しました。

井窪: 私も試験勉強が本格化する前に、インターンシップへ参加したり、残寮生をするなど、本気でやり切ったという経験をしておいてよかったです。また、面接前には奈良市へフィールドワークに行き、「もっと奈良市の魅力を発信したい!」という新たな想いにも気づけました。

戸田:そうですね。面接前には、地域への想いを深めておくこと、具体的にはその地域で何がしたいのか、どう貢献したいのかを深めておくことが大事だと思います。僕は、卒業生訪問で実際の仕事内容や地域に対する想いを聞きました。この他には、地域のイベントへ参加したり、地方紙を読んだりしていました。

―ありがとうございます。それでは、最後に後輩の皆さんへメッセージをお願いします。

戸田:少しでもやりたいと思ったことは全て挑戦してほしいです。1,2年次のうちは、民間就職か公務員かで迷うこともあると思います。3年次から腹を決めて自分の選んだ道を進めるように、やりたいことを全てやりきってください!また、インターンシップや卒業生訪問を通じて、具体的な仕事内容を知っておきましょう。そうすることで、自分が本当に公務員として働きたいかどうかを確かめることができます。

井窪:私は、何事も目的意識を持ってやることが大事だと考えています。公務員試験は、筆記試験だけではなく、グループディスカッションや面接もあります。私の場合は、「人のために」という一貫した考えの下で取り組んできたことを話しました。このように、学生生活で"やりきった"と言える経験があれば、面接も自信を持って臨むことができます。ですから、皆さんも「なんのために」を大切にし、学生生活を送って欲しいです。

―本日はありがとうございました!

戸田井窪::ありがとうございました。

(2017年8月制作)

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