室長ご挨拶
国家試験研究室、通称“国研”は、本学におけるキャリアサポートの重要な一翼を担うべく、開学以来多くの人材を社会に輩出してまいりました。国家試験研究室は、会計・税務教育センターおよび行政教育センターからなり、わが国でも難関といわれる各種試験に数多くの合格者を生み出してきました。公認会計士試験に191名、税理士試験に151名、国家公務員Ⅰ種試験に40名、外務省専門職員採用試験に52名、国家公務員Ⅱ種試験および地方公務員試験に1500
という合格者数は、創立40年の大学として誇れるべき実績であると自負しております。
その陰に、受験生本人の血のにじむような努力と教職員の皆様のサポートがあったことは言うまでもありません。しかし、受験生である後輩を合格させて初めて一人前であるとの思いで、土日や仕事の合間をこじ開けて母校に通い、後輩の指導、激励にあたって下さっているOB・OGの皆様の熱い思いとご尽力を忘れるわけにはいきません。この伝統は、本学国研の最大の強みであり、誇りでもあります。この場をお借りして、日頃より国研をご支援下さっているすべての方々に心より御礼申し上げます。
さて、新入生の皆さん、受験生の皆さん、日々の努力、大変にご苦労様です。国家試験を目指そうとする皆さんに申し上げたいことが3点あります。第一は、大きな夢と合格への強い思いをもとうということです。夢への挑戦は自身の能力や可能性を大きく高めてくれます。その意味で、国家試験へのチャレンジほど明確で具体的な目標はありません。大切なことは、初心を忘れず、どんなことがあっても合格するとの強い思いを持ち続けることです。なぜならば、その決意(種)のなかに合格という結果(果実)がすでに宿っているからです。 第二は、地道な努力を惜しまないことです。国家試験はちょっと勉強しただけで受かるような簡単な試験でないことも確かです。勉強、勉強、勉強以外に近道はありません。しかし、努力は必ずかけがえのない宝をもたらしてくれるはずです。そのために、勝利からの逆算をして最高の作戦、つまり合格までの計画をしっかり立て、効果的に勉強を進めてください。
最後に申し上げたいことは、高い志をもっていただきたいということです。私は、国家試験研究室の真価は、合格者の数にもましてその志の高さにあると思います。ブロンズ像の台座には、「英知を磨くは何のため 君よそれを忘るるな」との創立者池田大作先生の指針が刻まれています。これは、何のために学ぶのか、何のために国家試験を目指すのかを問い続けることの大切さを教えて下さっているように思います。国家試験に合格することはすばらしいことです。しかし、それ以上に大切なことは、何のために目指すのかということです。どうか人のため、社会のために尽くせる高い志をもったスペシャリストになっていただきたいと思います。 試験への挑戦はある意味で孤独な戦いかもしれません。しかし、励ましてくれる仲間や先輩、教職員の方々、両親をはじめ支えて下さる多くの方々がいます。国研はそのサポートセンターになりたいと願っています。創立者は、次のようにおっしゃっています。「冬の寒さに耐えて、美しい花が開くように、努力と忍耐なくして、夢の開花はない」と。身近にもそして世界にも苦しんでいる人や困っている人が大勢います。その人たちは、皆さんを待っています。皆さんの将来も、そして人類の未来も、皆さん自身の手のなかにあるのです。皆さんの勝利と栄冠を心よりお祈りしています。