キャリアセンターの使い方〜個別進路相談〜

渡辺秀雄(経済学部経済学科39期)<内定先:株式会社大林組>

眞田百合子(文学部人間学科39期)<内定先:パナソニック株式会社>

羽賀文湖(キャリアセンター職員)

<キャリアセンター事務室><キャリアセンター事務室>

創価大学のキャリアセンターには、進路・学生生活についての相談ができる「進路相談コーナー」があります。その大きな特徴の1つは、大学1,2年次(低学年次)からの進路相談を行っていることです。これにより、早い時期から自分の夢・将来に向き合い考えを深めていくことができます。 今回は、1年次からキャリアセンターでの進路相談などを活用し、自分が叶えたい将来の夢を見つけた先輩2人と、その2人の大学生活を一緒に考えサポートされたキャリアセンター職員の方から様々お話しを伺っていきたいと思います。

本日は「キャリアセンターの使い方(個別進路相談)」というテーマで対談をしていただきます。よろしくお願いします。

渡辺眞田羽賀:こちらこそよろしくお願いします。

自己紹介をお願いします。

渡辺:経済学部経済学科39期の渡辺秀雄です。内定先は、株式会社大林組です。

眞田:文学部人間学科39期の眞田百合子です。内定先は、パナソニック株式会社です。

羽賀:キャリアセンター職員の羽賀文湖です。充実の創大生活を過ごし、夢を実現する一歩を踏み出された渡辺くん・眞田さんと改めてこのような機会がもててとても嬉しいです。

渡辺さんが、最初にキャリアセンターを訪れたきっかけを教えてください。

渡辺:私の創大生活4年間を振り返ると、進路・学生生活について思い悩んだ節目ごとに、キャリアセンターへ足を運んでいました。高校生の時から漠然と「世界で働きたい」という夢はありました。大学では、その漠然とした夢をもっと具体的にしたいと思っていたんです。しかし、入学後の新生活が慌ただしくて、夢の具体化はどんどん後回しになってしまいました。そんなとき、キャリアセンターでの個別進路相談の存在を知り、何かのキッカケとなればとの思いで、はじめての進路相談をお願いしました。

羽賀:はじめての相談の時は、1年生の夏休みをどう過ごすかについて話したと記憶しています。当時の渡辺くんは、英語の勉強に取り組み、短期での海外研修をするかどうか迷っていて、創大生活の中で挑戦したいことはあるけど何のために挑戦するのか、その目的・意味付けがなかなかできなくて悩んでいたよね。

渡辺:1年次の僕は、目の前の頑張るべきことに必死に取り組んでいました。ただ、何を目指して今の行動に取り組んでいるのかが曖昧な状態だったんです。勉強は何のためにするんだろう?留学に行くべきか?何のために行くんだろう?って考えながらの学生生活でした。また、自分の決断力のなさも少し嫌でした(笑)。

羽賀:渡辺くんは、一つひとつの物事をじっくりと考える人だっていう印象だったよ。よく考えるからこそ、考え抜いても決めきれないときに相談に来ていたんだよね。その気持ちがとても理解できたので、渡辺くんには「こうすれば?」というアドバイスよりも、「どうしていこうか?」と一緒に考えるように心掛けていました。

渡辺:羽賀さんと何度かお話しをしていく中で、私は大学生活を通して社会に通用する実力を身に付けたいんだってことに気付けました。それから、世界で働きたいという夢をより具体的にするには、実際に海外に行ってみることが大事だなといくことにも。だから、2年次にスイスでの海外ボランティアに挑戦することに決めたんです。

羽賀:2年次の海外ボランティアでの原体験を通して、将来に向けての考えが深まっていったよね。

渡辺:そうなんです。海外ボランティアの経験から、先進国ではなく、発展途上国に興味を持ち始めました。それがきっかけで、フィリピンへの長期留学をしたいとも思い始めました。

就職活動の時期もキャリアセンターを活用されていたのですか?

渡辺:はい。3年生の就職活動では、海外に関わりたい一心で外資系企業ばかりを受けていました。しかし選考はなかなかうまく進まず、自信を無くしてしまいました。自分が本当にやりたいことは何なのかわからなくなり、何度もキャリアセンターに駆け込みましたね。1年次からお世話になっていた羽賀さんにも、不安や悩みを相談しました。

羽賀:就活時の相談では、渡辺くん自身が本当にやりたいこと・成し遂げたいことを再確認できる機会にしていこうと思っていました。

渡辺:羽賀さんとの相談の中で、スピードを重視する外資系企業でなく、時間をかけて成果を生み出していく日系企業の方が自分の内的キャリアにマッチしているのではないかと気付くことができました。それからは就職活動を日系企業中心に軌道修正し、改めて多くの企業にエントリーし直しました。また、面接対策などもしていただき、自信を持って選考に臨むことができました。最終的に、自分の夢を叶えることができる企業から内定をいただくことができました。日本のものづくりを世界に発信できるという点において、「世界を舞台に活躍したい」という自分の夢を叶えることができると考えています。

羽賀:渡辺くんから内定の報告を受けた時は、私も跳び上がるほど嬉しかったです。

渡辺:1年次に、キャリアセンターを訪れていなかったら、僕はきっと自分の小さな世界観から抜け出せず、目的も曖昧なままの大学生活を送っていたと思います。今の自分があるのは、キャリアセンター職員の方々が、丁寧にまた親身になって相談にのってくれて、キッカケを提供し続けてくださったおかげだと思います。特にずっと面倒を見ていただいた羽賀さんには心から感謝しています。

眞田さんが、最初にキャリアセンターを訪れたきっかけを教えてください。

眞田:入学ガイダンスでキャリアセンターが個別進路相談をやっていることを知り、とりあえず「いかなきゃ!」と思ってすぐに行きました(笑)。もっと自分のことを知りたい、考えたいと思って相談をお願いしました。羽賀さんとの出会いはとても衝撃的でした。「眞田さんは夢の実現に向けて、もっと実力をつけていこう」ってズバッと言われて(笑)。

羽賀:夢がしっかりとしていて挑戦したいこともたくさんあるけど、何かもがいている印象でした。だからそのもがきの方向性を一緒に整理して、実現に繋がるようなアクションにしていけたらと思いました。話している中で、眞田さんは自分の意志がとても強い人だと感じたので、こちらもはっきりとアドバイスを伝えるように心掛けていました。

眞田:毎日夜遅くまで部活があり、また家の事情でアルバイトをしなければいけなかったので、入学してからは目まぐるしいスピードで毎日を過ごしていました。将来について向き合う時間がなかなかとれず、当時志望していた夢のための勉強を疎かにしていました。羽賀さんからは「今のままじゃ、夢を実現させるのは難しい」とはっきりと言われたのを覚えています。その時、将来について真剣に向き合えていなかった自分自身に腹が立ち、相談中に少し涙が出てきました(笑)。

羽賀:挑戦したいことはたくさんあったものの、夢の実現に向けて実際の行動には移せていないことに焦りを感じているようでした。今のままでは、結局思いだけで終わってしまうと感じました。だから、眞田さんには自分の現状と真摯に向き合って、夢に向かって一歩踏み出してほしいと思いました。具体的には、英語の勉強計画を立てたり、インターンシップなど夢について決めることができるアクションを増やしていこうと一緒に考えていったよね。

眞田:そうですね。その相談のおかげで、自分の将来を本気で考え、文武両道を目指そうと決意できました。決めてからはまず語学力を伸ばすために、英語の授業数を増やしたり、長期休みの期間を利用してオーストラリアへの語学研修にも挑戦しました。また、社会を知るためにインターンシップにも参加しました。この経験を通して私の夢は大きく変わり、生活に欠かせない品物を扱うメーカーなどに興味を持つようになりました。

就職活動の時期もキャリアセンターを活用されていたのですか?

眞田:はい。私の場合は、留学を終えた4年次の冬から、就職活動が始まりました。周囲と比べて就職活動を始めたのが遅く、不安だらけだったのを今でも覚えています。

羽賀:留学から帰国してすぐの就職活動だったから、気持ちを切り替えるのが大変そうだったね。でも、眞田さんが納得のいく進路をつかめるようにとの思いで相談を受けました。

眞田:羽賀さんとの進路相談を通して、自分の考えが整理され、「途上国の人々の生活を支えたい」「女性のリーダーになりたい」「就職活動の面で、後輩の模範になりたい」という軸を見つけることができました。それからは就職活動に本気で挑戦していきました。結果的に、希望の大手電機メーカーから内定を頂くことが出来ました。キャリアセンターの個別進路相談のおかげで、やりたいことが明確になり、就職活動をやり抜くことが出来たと思います。

学生に対しては、どのような気持ちで、進路相談に臨んでいますか?

羽賀:キャリアセンターは学生一人ひとりの「伴奏者」だと思っています。人生を通して本当に叶えたい夢に出会えるように、1・2年次という早い段階から一緒に考えることができるのがキャリアセンターなんです。こちらからは答えを与えず、自分について知る方法や、夢を見つけられるようなヒントを与えています。相談にのっていた学生が、就職活動を控えた大学3・4年次には、今自分にとってのベストの選択肢を、自分でみつけ考えられる人になっていてほしいと思っています。 変わっていく学生の姿に触れることができるのはとても嬉しいことです。相談を受けてから半年くらいたつと、様々な経験を経て、全く違う夢や目標を持つようになることもあります。その一つひとつの成長がとても嬉しいんです。

最後に、後輩へメッセージをお願いします。

渡辺:教員も職員も友人も、一人の学生のために夢について一緒に悩み考えてくれる環境は、創価大学の大きな魅力です。入学当初は夢が漠然としていた僕ですが、創価大学で出会った方々のおかげで夢が見つかり、夢の実現までのサポートもしていただきました。後輩のみなさんも、創価大学で無限の可能性を広げ、夢を実現していってください!

眞田:創価大学は、見返りを求めずにどこまでも人のためを思って行動してくださる教職員・先輩・後輩がたくさんいます。新しいあなたを発見できる最高の環境です。この最高の環境に感謝し、同じ創大生として、共々に頑張っていきましょう!私たちも卒業後、みなさんに負けじと頑張ります!

羽賀:まずは、受験生の皆さんへ。創価大学は、「一人ひとりが主役になれる大学」です。けっして大学入試に合格することがゴールではなく、創価大学に入学してから「どんな夢を描き、その実現のためにどんな経験を積み重ねて成長していけるのか」が大切だと思います。目の前に広がる真っ白なキャンバスに、色とりどりの学生生活や卒業後の将来・夢を描き始めるのが、大学4年間です。創価大学で、皆さんの希望に向かって一緒に走り出していきましょう! そして学生の皆さんへ。キャリアセンターの職員は、創大生一人ひとりを応援したい

!と心から思っている人たちの集まりです。みんなよりも、みんなの将来に真剣です(笑)。それぐらいの気持ち・思いで仕事をしています。みなさんのサポーター(応援団)であり、伴奏者ですので、個別進路相談にも気軽に足を運んでみてください!お待ちしています!

本日は貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました!

(2014年3月制作)

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